お洒落なおフランスの、お上品なおアクロ飛行チーム
パトルイユ・ド・フランス
Patrouille de France


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ぼんぢゅーる。こまんたれぶぅ?鯖!
ということでおフランスのチームです。
パトルイユ・ド・フランスは、ヨーロッパでは最も古くから続いているアクロチーム。
1953年に結成されてから、F-84G、ウーラガン、ミステールW、マジステールと機種を変え、現在は8機のアルファジェットを使ったショーを見せる。

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編隊ロールを打つパトルイユ・ド・フランス。
機体は8機のアルファジェットを使用。
フランス内外で活発に飛行しているが、特に2004年には長期にわたり中国に展開した。
節操もなくどんな国にでも武器を売りたがるフランスにとって、中国は、それはそれは魅力ある市場。

Patrouille de france formation turn

シェー! ミーはパトルイユ・お・フランス見て感激したザンス。おフランス万歳!
この写真、オランダで撮ったのですが、離陸前のスモークチェックで、3色のカラースモークを見たオランダ人のナレータが「おっ、オランダの旗ですかぁ」と冗談言ってましたが、対するパトルイユ・お・フランスのナレータが「はは、そうですね」というまでの間、一瞬の気まずい「間」がありました。まるで「お上品でお洒落なおフランスと、ケチでダサいオランダを一緒にするな!」っていう心の叫びが聞こえてくる様でした。
ちなみにオランダ国旗は横の赤、白、青、おフランス国旗は縦の赤、白、青です。更にルクセンブルグは横の赤、白、薄青...ああ、紛らわしい!

Patrouille de france back-to-back

こういう場面でも、お上品なおフランス人の7番機パイロットは中指立てたりしませんよ、マーベリック!
どうでもいいけどアルファジェットという機体、T-4以上に海豚してますね。

Patrouille de France opposing knife edge pass

緊迫する交差さえもお上品に見えてしまう、おフランスの魔力。まるで2匹のプードルが向かい合っている様ですワン。

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で、もうこうなると躾(しつけ)の成っていないフランスの犬同士が滅茶苦茶吼えまくっている、って感じですかね。
お陰で構図が大分狂ってしまいました(それはウデの問題)。
ちなみにおフランス人は犬のウンコ片付けません。犬が糞したら即・アデューです。
私も何度かおフランスで地雷踏みました。

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交差は結構接近してます。
そういえばおフランスを車で走ってると無謀な運転のバイクばっかりです。自殺願望者なのか、と。

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上昇するアローヘッド編隊。スモークはカラーと白の切替が出来るようです。
やるな、フランス人。メカにはからきし弱いのに....

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両翼機がロールして編隊に戻る。多分フレッチェトリコローリが始めた技だと思いますが、レッドアローズとかも取り入れてます。

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ちょっと複雑な動き。結構先の読めない動きをするので(しかも毎年プログラムが大幅に変わる)見ていて飽きないですが、写真は撮りにくいです。
仕事で知ってるフランス人も気まぐれな人が多いです。国民性かな?

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ノーマル姿勢で進入して、一機づつひっくり返って、最後には皆宙返りしている、というオセロゲームみたいな技。
おフランス人だけに「ムフフッ」って感じですね。(意味不明)

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この角度から見るアルファジェットは下膨れでハトみたいです。
そう言えばおフランスではハト食べるんですよね。ゲテモノ食いはお手の物です。私もだいぶ堪能しました。ハト、カエル、でんでん虫、ザリガニ、...どれもセボンです。食事の前には石鹸で手を洗いましょう。それはシャボン。

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こりゃまたてんでバラバラ。まるで統制の取れてないおフランス人。ま、いつものことですけど。

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オーソドックスなフランス国旗ですか。

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結成55周年記念の尾翼のマーキングは2008年シーズンに見られたもの。

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場外からの撮影。

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ブルーインパルスで言うところのコークスクリューですね。

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よく見ないとわからないけど、リーダーの位置には本来は1番機を使うところを、予備の9番期を使ってる。
故障でもしたんでしょうか。まあ、フランス車乗ってる人に聞くと故障ばっかりでボロボロらしいから驚く程でもないけど。
車は日本人に任せてワインでも作ってればいいものを、フランス人。え?日産?ルノー?傘下?何それ。知らない。

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お約束の開花。素晴らしい!
国旗を見事にスモークで描かれると、フランス人で無くとも感情移入して国歌が歌いたくなります。

♪ラ・マルセイエーズ ♪
Allons enfants de la Patrie, Le jour de gloire est arrive!
Contre nous de la tyrannie, L'etendard sanglant est leve, L'etendard sanglant est leve,
Entendez-vous dans les campagnes Mugir ces feroces soldats?
Ils viennent jusque dans nos bras Egorger nos fils et nos compagnes!

Aux armes, citoyens, Formez vos bataillons, Marchez, marchez!
Qu'un sang impur Abreuve nos sillons! Aux armes, citoyens, Formez vos bataillons, Marchons, marchons!
Qu'un sang impur Abreuve nos sillons!

お前ら、立ち上がれ!、 栄光の日が来たぜ
暴君が俺たちに対して血塗られた軍旗を掲げてきたんだ
郊外に凶暴な兵士の足音が響いているだろ?
奴らはお前らの家族の咽を切り裂く為にやってきたんだ。

武器をとろう、軍隊を組織しよう。 行け!行け!奴らの汚れた血を畑にまいてやろうぜ。

.... いやぁ、自由で民主的、文明が進んだ文化的近代国家にふさわしい素晴らしい歌詞には涙が出ますな....
そういえばアメリカ国歌も基本的には戦争の歌だし、これらに比べたら君が代は何かと議論になるけど歌詞自体は平和なものです。

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ピッチアップでブレイクして着陸態勢に入る。全機一人乗りです。やっぱ、他人の言うことを聞かないフランス人、後ろにウルサイのが居るのはイヤなんでしょう。

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ランプイン。そういえば左右でエンブレム異なってますね。フランス人の2面性を表しているのでしょうか。

先日(2011.3.11)の大地震とそれに続く巨大津波により、関東地方以北は犠牲者、行方不明、避難民、停電、放射能、など、とにかく大変なことになっています。
で、おフランスはエールフランス臨時便を飛ばして真っ先に自国民を非難させましたが、その後になって一向に収束しない原発放射能拡散の為応援チームを日本に送ってきました。これってスゴい2面性。

私としては地震と津波による人的・物的・経済的・精神的な損害もさることながら、原発に関して日本がおフランスの助けを受ける、というのが相当ショックでした。日本はここまで落ちぶれてしまったのか...と。
実は何のことは無い、おフランスは原発を国策として推進していて輸出に力を入れているので、日本の原発事故が早く収束してもらえないと自分たちが困る、というだけの理由で日本に応援を派遣してきたのですが。
石原慎太郎さん、こんな身勝手なおフランスにも、是非「天罰」を与えてください!

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整備員と談笑するパイロット。アフリカ系の人はフランスでよく見かける。やはり昔の植民地政策の名残なんでしょうか。
そういえば、おフランス人の同僚と日韓関係の事を話していて、日本は植民地支配をした事があって云々...と言ったら即座に「植民地持つのは良くない」って言われました。
アフリカで好き勝手にやったアンタらにだけは言われたくないわい!おフランスは反省しるブプレ!

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チームの商品を売る出店に横付けされていた車。
この出店で売っている商品、インターネットで購入することが出来て日本にも配達できる。おフランスかぶれの貴方、ぜひどうぞ!

おフランス人は車をぶつけることに無頓着なので街にはボコボコの車が溢れているのだが、さすがに軍の関連なのか綺麗だ。

チームは航空ショーでは8機で演技するのだが(除・パリ祭)、エンブレムを見ると9機描かれているのは詐欺的。それとも数の数えられないフランス(by石原都知事)だから機数を間違えたのかな?
ちょっと石原さん、「フランス語は数が数えられない」なんて失礼な、そんなことは無い、数はちゃんと数えられます。
例えば1,2,3はアン、ドゥ、トロワ。これはキャンディーズの歌でお馴染みですね(と書くと年がバレる)。
4はキャトル、5はサンク。なんで5が三九なんだ、とか深く考えてはいけません。
6はシス。復讐されそうです。
7,8,9はそれぞれセット、ユイット、ヌフ。英語に似てるような似てない様な... ドイツ語程には似てませんね。
10はディス。11だとオンズ。10代の数字の数え方にクセがあるのはドイツや英語と同じです。
20はヴァン。
この後は規則的に30はトラント、40はキャラント。とくれば50はサンカント、一応パターンは出来てます。
それでは飛んで90は...というとこれがビックリ、カトルヴァンディス。
そう、カトルは4、ヴァンが20でディスは10.すなわち4×20+10=90というとんでもない因数分解(?)
91だとカトルヴァンオンズです。
石原さん、その通り!あんたはエラい。

こうやってみると日本語は単純明快。「いち」、「にい」、「さん」、...「きゅうじゅう」、「きゅうじゅういち」、「きゅうじゅうに」...と。
だから数学が全体的に得意なんでしょうか、日本人。
ただ、日本語で厄介なのは、物を数える場合、例えばビールビンなら「いちほん」、「にほん」、「さんほん」、...ではなく「いっぽん」、「にほん」、「さんぼん」....なんて外人には絶対覚えられません。
猫は「いちひき」、「にひき」、「さんひき」ではなく「いっぴき」、「にひき」、「さんびき」...
さらにウサギは「いちわ」、「にわ」、「さんわ」..って.飛ぶんですかね、ウサギ?
これが馬だと「いっちゃく」、「にちゃく」ですからね(それはちょっとちがうだろ...)
あと、8日は「ようか」、20歳は「ハタチ」、五十嵐さんは「いがらし」とか、七五三と書いて「シメ」と読む苗字とか、九十九電気は「つくも」とか(でも九十九里浜は素直に「くじゅうくりはま」だったりする....)もうめちゃくちゃですな。
まあ、日本語を国際語と思っている人はいないから、その昔日本語教育を強いたアジアの方々以外にはご迷惑をお掛けしていないはずなのですが、腐ってもおフランス語はやはり国際語....なんでしょうか。
実体験として、ヨーロッパもおフランス語圏以外はおフランス語よりも英語が通じるのですが...

で、おフランス語の数の話にもどって、この複雑な数体系の為かどうか知らないけどおフランス人、よく計算を間違えます。
釣銭表示の無いレジの場合、だいたい3回に1回の割合でお釣りを間違えるので(本当!)、私の場合、フランス語圏で買い物する場合、必ず釣りを数えて足りない場合だけ抗議するようにしています。
以前、マルセイユのレストランで名物海鮮スープはじめワインとかたらふく飲食したのだけど店員の態度が気に入らないので何だこの店〜とか思ってたら、明らかに90ユーロは食べてるのに請求は40ユーロちょっと。50ユーロ札置いて「釣りはいらねー」って急いで店出ました。
アルザスではコウノトリ公園の入場料2人で16ユーロなので、51ユーロ出したら受付の人、おフランス語でトラント...とかカラント....とかブツブツ言いながら1分程考え込んで、しまいに、電卓出して計算して35ユーロのお釣りをやっとくれました。
何か悪い事したな、50ユーロ札だけ出せばよかったかな...なんて罪悪感。
ドイツあたりだと、この場合50ユーロだすと「1ユーロ無い?」って絶対聞いてきますからね。
思わず「アルザスがドイツ領のまま残り、この人もドイツ語で教育を受けてたら素直に35ユーロ出てきただろうに」とか思ってしまいました。
アルザス地方はドイツとおフランスが領有地争いをしていた所で、私が小学校6年の時使った国語の教科書に載っていたドーデの「最後の授業」の舞台でもあるのですね(またもや年がバレる)。
この「最後の授業」、何時の間にか教科書から姿を消してしまって今はもう小学校の教材になっていないらしい。
そりゃそうですよ、ドイツ語(方言だが)を母国語とするフランツ少年に強制的におフランス語教えてた話ですから、文部省がヤバイと気づくのは遅すぎる位。植民地支配した朝鮮半島で日本語教えて「美徳」とかいってるようなもの。非難轟々ですよ。
実際にはアルザス・ロレーヌ問題は国家と文化と言葉の複雑に入り組んだ、島国日本には到底理解できない事情なので、この点でも小学校の国語の教材としては難解すぎて疑問でした。
私は小学校6年の時分でありながら、この小説の「フランス語は世界一美しい」とか「世界一はっきりとした」とかいう台詞に何か胡散臭いものを感じてました(←何とも生意気なガキだ)。
世界一はっきりとした4×20+10ですかぁ?
この国語教材に感化されておフランス語を習って、おかげで数学の能力が低下したらどう責任を取るつもりだったんでしょう、当時の文部省?


おフランス人って、外国語を話すのが全くダメで、とにかくおフランス語で押し通しますね。英語の判るおフランス人もしゃべるのはおフランス語のみ、イタリア語の判るおフランス人もしゃべるのはおフランス語だけ。
これ、おフランスに限った事だけではなく、例えばベルギーでもオランダ語圏の人は流暢に英語話すけど、おフランス語圏はおフランス人と同じ。何なんでしょう、おフランス語って。ケツカセ〜(何ですか)?

石原先生も、「国際語として失格」だけでなく、「フランス語なんて勉強したらお馬鹿になっちゃうよ」位言って欲しかったです。

...と、以上、勢いでパトルイユ・ド・フランスの解説(どこがじゃ?)を書いてしまいましたが、私は決しておフランスやおフランス語、おフランス人が嫌いな訳では....あります!

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ちなみにこれはパリ祭バージョン。9機編隊です。

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おまけ。
リンドバーグによる大西洋初単独飛行の到着地として、また、パリ航空ショー開催地としても有名なルブルージュ空港に併設されている航空宇宙博物館。その入り口には、アルファジェットの前に使われていたパトルイユフランス塗装のフーガマジステールが。

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もう一つおまけ。
おフランスの宿敵、ドイツのシュパイヤーにある技術博物館(というよりは乗り物何でも博物館)の入り口ホール天井から吊り下げられているフーガマジステール。オリジナルのパトルイユフランス使用機では無いとおもうが、雰囲気だけでも。



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