Thunderbirds サンダーバーズ
科目を実施順に解説


本プログラムの順番、内容、進入方向、使用推奨レンズは2001年10月6,7日のTexas州Midland空港におけるConfederate Airforce Airshow で確認したものです。
サンダーバーズは1994年の三沢基地、1997年〜2002年にかけての米国、2007年にフランスなど多数回見ていますが、基本的な内容は全く変わっていません。
保守的なのか完成され尽くしているのか...

この表はHigh Show (晴天時)で、かつベースショー(航空ショー会場からサンダーバーズが離着陸する)を基本としています。

リモートショー(別の飛行場から航空ショー会場に飛来してくる)も概ね同じ内容です。
Low Show (曇でシーリングが低い時)の内容は結構異なります。
ただし幸か不幸かLow Showは一度しか見たことが無いので表が作れるほどの資料がありません。

USAF Thunderbirds
Walk down
ウォークダウン
1,2,3,4,5,6番機全機参加

メンバーの紹介、乗り込み、クルーチーフが前方を指差す等、時間がかかってしつこい内容。
Edwards AFBにて撮影。

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Taxi to runway
滑走路に向けタキシー
1,2,3,4,5,6番機全機参加

整備員にサムアップで挨拶しながら滑走路へタキシング。
滑走路に入ってから離陸滑走開始するまでのファイナルチェックの時間がとても長い。
San Angeloにて撮影。

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Fingertip formation Takeoff
フィンガーティップ隊形離陸、離陸後ダイヤモンド編隊機形成
1,2,3,4番機参加

離陸前にリーダーからの挨拶が会場のスピーカーで流れます(勿論エアバンド受信機でも聞けます)。
地元、時節にちなんだ挨拶をするので、個々の航空ショーで毎回異なる内容です。
離陸は編隊なので真横で200〜300mm位(滑走路までの距離による)
San Angeloにて撮影

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360 deg aileron roll after takeoff
離陸、上昇。そのままエルロンロール
5番機参加

やはりF-16は単機だと小形で撮影しにくい、というのを実感するのがこのときです。
San Angeloにて撮影

Thunderbirds opposing solo half cuban after take off
Split S after takeoff
離陸、その後ハーフキューバン8で反転、滑走路上を使用滑走路方向とは反対方向にローパス
6番機参加

離陸時と、その後戻ってくる時と2回撮影チャンスがあります。
San Angeloにて撮影

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Diamond loop
背後からダイアモンド編隊で進入、正面でループして左に抜ける
1,2,3,4番機参加

何の予備知識も無く見ると、いきなり背後から4機の編隊が登場するのでビックリします。
300mm位でも撮れます。
この後正面でループし、向かって左に抜けます。ループ頂上から下降、方向を変える所も綺麗。
San Angeloにて撮影

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Oppsing Kife Edge pass
左右から進入して対進交差
5,6番機参加

1対1の対進交差撮影の機会は、これを含め2回のみ。
Midlandにて撮影

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Trail to Diamond turn
左前からトレイル隊形で進入し、水平旋回しながらダイアモンドに組替え
1,2,3,4番機参加

これを含め、サンダーバーズはブルーエンジェルスに比べ編隊の組替えが結構多いのが特徴です。
昔のT-2ブルーインパルスを思い出します。
優雅な編隊はビデオでもスチルでも絵になります。
ここからしばらくは、ソロと編隊が左右交互にスピーディに登場するのでフィルム交換もままなりません。
ソロは400mm以上必要。
San Angeloにて撮影

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High speed inverted pass
右から背面飛行で通過
5番機参加

とにかく早い。
San Angeloにて撮影

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Inverted to Inverted pass
左から背面飛行で進入,ショーセンターで360°ロールして再び背面飛行で抜ける
6番機参加

ロールは本当にあっという間。
Reno Airraceにて撮影

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Diamond pass in review
右後方からダイヤモンド編隊の通過
1,2,3,4番機参加

どうしてもブルーエンジェルスと比べるとルーズな隊形ですが、これは比べるのが酷というもの。
1994年の三沢でT-2ブルーインパルスと見比べた時は「サンダーバーズは何とタイトな編隊なんだ」と感動したのですが。
ショーセンターを中心に円弧を描く様に飛ぶので、ショーセンターから外れた方が近く撮れます。
Midlandにて撮影


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Knife Edge Pass
左からナイフエッジパス
5番機参加

単機の下腹が思う存分撮れます。
Reno Airraceにて撮影

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Slow Roll
右からスローロール
6番機参加

高度が上がるのでちょっと撮りにくい。
San Angeloにて撮影

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Diamond Roll
左前からダイアモンド隊形ロール
1,2,3,4番機参加

優雅ですが後のデルタロールの方が機数が多い分見栄えがします。
San Angeloにて撮影

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8 point roll
右から45°づつ止めながらロール
5番機参加

これも本当にあっという間です。
San Angeloにて撮影

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Maximum performance Aileron roll
左から高速連続エルロンロール
6番機参加

さすが小型のF-16だけあってロールが早い。
6秒間に4回転のロール。
連続ロールなのでビデオ向き。
Midlandにて撮影

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Arrowhead loop
右から矢じりの隊形でループ
1,2,3,4番機参加

結構きれいで絵になります。300mm以上。ループからの引き起こし時ベイパーが出ることが多く綺麗。
Whidbey Islandにて撮影

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Calipso Pass
右からカリプソ(5番機背面飛行と6番機水平飛行の編隊)
5,6番機参加

何故5番機だけ機番が天地逆に書かれているのかよく判ります。400mm位。
San Angeloにて撮影

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Bonton Roll
4機が個々に一斉にロール
1,2,3,4番機参加

左からダイアモンド編隊で進入、スモークを切って4機一斉にロールします。編隊の間隔が開くので300mmでも撮れます。
昔は6機全員でやってましたが、今は4機です。
どちらかというとビデオ向き。
Bontonはお洒落な、上品なといった意味のフランス語が英語の外来語化したもの。Bon ton roulle等と表記されることもある。
ブルーエンジェルスの「Fluer de Lis」もそうだがアメリカ人はフランスかぶれ。あんな失礼極まりない国のどこがいいんだか...
San Angeloにて撮影

Thunderbirds Cossover Break
Crossover Break
背後から進入、平行飛行する2機がクロス
5,6番機参加

以前は正面より進入して、安全の為はるか遠い所で交差していたのですが、
2001年からは背後から来て上空通過後、結構近くの前方で交差するように変わりました。400mm以上。
Midlandにて撮影

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Trail to Diamond clover loop
背後からトレイル隊形で進入、ダイアモンドに隊形を変えながら前方でループして向かって左に抜ける再び背後から観客上空通過です。
1,2,3,4番機参加

画面一杯に大写しする絶好のチャンス。
前方でループして、頂上を過ぎて向かって左に抜けるあたりも綺麗です。300mm程度。
NAS Whidbey Islandにて撮影

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Opposing 4 point roll
左右より4ポイントロールしながら対進交差
5,6番機参加

ソロの対進交差撮影の2度目にして最後のチャンスです。
三沢にて撮影

Thunderbirds Trail to Diamond Roll

Trail to Diamond roll
左前よりトレイル隊形で進入、ロールしながらダイアモンド隊形に移行
1,2,3,4番機参加

300mm以上で、あるいは広角で航跡を。
綺麗ですがこの後があるので飛び去る編隊を追いかけるのも程ほどに。
三沢にて撮影

Thunderbirds Solo Sneak Pass

Sneak Pass
左から滑走路沿いに超低空、高速で脅しをかける。
5番機参加

1994年の三沢で体験しているのに、結局アメリカに来ても最初の2回は見事に驚きっ放しでした。
機体の膨張によるブレを小さくおさえる為、長焦点を使う、高速シャッターを切るなど工夫が必要。
背中を観客に向けて通過します。通過直後、アフターバーナーの炎が見えます。
Midlandにて撮影

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Wing Walk
右から進入、脚出しの体勢で機体を左右に振る。
6番機参加

大した絵にはなりません。動きがあるのでビデオ向き。
Reno Airraceにて撮影

Thunderbirds Solo and Dirty Diamond

Lead Solo overtake Dirty Diamond
右から進入した、脚出し状態の4機編隊が2機づつに別れ上下に高度差をとる。
その間を右から遅れて来たソロが高速で追い抜く。
1,2,3,4+5番機参加

編隊の間隔が上下に開くので300mmで撮影できます。
ここではスーパーマンのテーマ曲が流れます。
4機編隊の上下の間をソロがすり抜けている様に見えますが、実際にはソロは4機編隊の奥のほうで追い越します。
San Angeloにて撮影

Thunderbirds forming 5 card loop

Lead solo joins Diamond formation
左から進入して水平旋回、ソロがダイアモンドに合流
1,2,3,4+5番機参加

ダイアモンド編隊が水平旋回中、ソロ5番機が通過してダイアモンドと合流し、5カードループの為の編隊を形成します。。
この、ソロのダイアモンドとのジョインナップを観客に見せるのもサンダーバーズの特徴です。
ただし距離が小さいのでジョインナップの写真撮影は殆ど無理(写真は会場外からの撮影)。
Travis AFBにて撮影

Thunderbirds 5 card loop

Five card loop
右前からトランプの5の配置で編隊進入しループ
1,2,3,4,5番機参加

サンダーバーズオリジナルの隊形です。
(ただし最初に実施したのはカナダのゴールデンファルコンズらしい)
もしも「何かあったら」どうするのでしょう?
ミスも故障も許されない隊形なのは確かです。300mm程度で綺麗に撮れます。
Salinasにて撮影

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Opposing solo vertical climb and roll
左からソロが進入し垂直上昇しながらロール
6番機参加

エンジンのパワーの6割しか使っていない、というナレーションが流れます。スゴイ!
高速ロールしながら垂直上昇するので300mm以上の望遠で螺旋のスモークを追いながら撮影できます。
San Angeloにて撮影

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Line Abrest Breakaway loop
左から進入したラインアブレスト編隊が上昇、ループ頂上直前にソロが離脱
1,2,3,4,5番機参加

左から進入したラインアブレストが上昇を開始する所と、ソロがブレイクする瞬間が絵になります。300mm程度。
NAS Whidbey Islandにて撮影

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Diamond and Lead solo head on pass

左から編隊がラインアブレストで進入、ループに入りならがダイアモンドに隊形を変える。
一方、離脱していたソロは反転して右から進入。会場中央でダイアモンド編隊とソロが交差
1,2,3,4+5番機参加

交差の瞬間を狙う。
左から来るダイアモンドにピントを合わせて流し撮りするのが無難。タイミングは気合で。300mm程度。
Reno Airraceにて撮影

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Full afterburner high G maximum performance turn
左から進入したソロが水平高G旋回、旋回完了後上昇して上に抜ける
6番機参加

これは遠くて殆ど撮れない。
Reno Airraceにて撮影

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Diamond 360
右から進入したダイアモンド編隊が水平旋回
1,2,3,4番機参加

ソロよりは撮り易い。400mmで画面一杯。
Reno Airraceにて撮影

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Solo join up diamonds
背後からソロ2機が進入してダイアモンドに合流
1,2,3,4+5,6番機参加

前方で水平旋回するダイアモンドに見とれていると、突然ソロ2機が後ろよりアフターバーナー使用で突入してくるので結構ビックリします。
会場正面にいる、水平旋回中のダイヤモンド編隊に背後から来たソロ2機が合流してデルタを形成します。
合流地点は遠いので殆ど撮れませんがスピーディなジョインナップは見ていて気持ち良い。
Salinasにて撮影

Thunderbirds Delta Turn
6 ship delta formation turn
右前からデルタ編隊の水平旋回
1,2,3,4,5,6番機全機参加

ソロが加わってダイアモンドになった編隊が通過します。編隊が大きいので300mm横位置(or400mmタテ位置)で丁度良い。
映画ライトスタッフのテーマ曲が流れます。
San Angeloにて撮影

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Delta roll
左からデルタ編隊ロール
1,2,3,4,5,6番機全機参加

上記の水平旋回が左に抜けた後、反転して左から進入、今度はデルタロールを見せます。
優雅で絵になります。300mm以上で編隊を写すか、広角で航跡を撮るか。
Reno Airraceにて撮影

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Delta loop
右からデルタ編隊ループ
1,2,3,4,5,6番機全機参加

ループを終えた後、左に抜けたデルタの、ソロ5,6番機はそのまま水平飛行し、1234番機のダイアモンド部が上昇して離脱します。
Midlandにて撮影

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High bomb burst
左からデルタ編隊が進入し上向開花
1,2,3,4+6番機参加

デルタループから離脱した1234番機が反転して左から進入、上昇して開花した後、少し遅れて6番機が真中をロールしながら突き抜けます。
300mm以上の超望遠で開花と垂直上昇を撮っても良し、35mm程度の広角でスモークの航跡を撮っても面白い。
一応これがクライマックス。
NAS Whidbey Islandsにて撮影

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4 plane cross
各方向からショーセンターで交差
1,2,3,4番機参加

4機が個々の高度で進入して交差する。
ブルーエンジェルス等に比べ高度差が非常に少なくて驚く。
タイミングにもよりますが全部を一画面に納めるには200mm以下。
(写真は全機写っていません。悪しからず)
Salinasにて撮影

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Diamond pass
使用滑走路とは反対方向から来たダイアモンド編隊通過
1,2,3,4番機参加

交差を終えて各方向に散った4機が一気に集合、再びダイアモンドで戻ってきます。
Reno Airraceにて撮影

Thunderbirds Pitch up Break
Diamond pitch up break
使用滑走路方向からダイアモンド編隊進入、1番機より順にピッチアップでブレイク
1,2,3,4番機参加

いよいよ最後です。1番機が離脱した瞬間が絵になります。300mm程度。
Midlandにて撮影

Thunderbirds Calipso Break
Calipso break
使用滑走路方向からカリプソで進入し、ショーセンターを過ぎてブレイク
5,6番機参加

カリプソは最初の方で既に登場していますが、その時撮り逃したひとはここでどうぞ。400mm程度。
三沢にて撮影

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Landing
1番機から順に着陸
1,2,3,4,5,6番機全機参加

この写真、エアインテイク横の機番の所を見てみてください。
6番機なのですが機番シールが剥がれかかっています。
Midlandにて撮影

Thunderbirds taxi back
Taxi back
順番に一機づつ着陸してタキシーバック。
1,2,3,4,5,6番機全機参加

タキシングして戻ってくる
NAS Whidbey Islandsにて撮影

tbsho440_l.JPG
Walk back
ウォークバック
1,2,3,4,5,6番機全機参加

最後もわざとらしいというか、大げさなグラウンドショーです。
San Angeloにて撮影

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おまけ: リモートショー最初の登場
背後から6機デルタで進入、両端のソロがブレイク。
1,2,3,4,5,6番機全機参加

リモートショーは2回しか見たことがなく詳しくありませんが。
Reno Airraceにて撮影

tbsho460_l.JPG

おまけ:リモートショー最後のパス。
正面より6機デルタで進入、そのままパスしてお別れ。
1,2,3,4,5,6番機全機参加

リモートショーは2回しか見たことがなく詳しくありませんが。
Salinasにて撮影

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おまけ:現在は見られない演技。
昔のCrossover Breakは会場正面より進入していた。
安全性確保の為か現在は後方より進入してクロスするように変わった。
今のほうが交差地点に近くて見栄えがする。
San Angeloにて撮影。

Thunderbirds delta loop
おまけ:現在は見られない演技。
昔のデルタループは、正面から進入してループ頂上でソロ2機が離脱していたので大変絵になった。
現在は右から進入、ループして左に抜け、ソロは水平飛行、ダイアモンドが離脱して上昇。
ブレイクする地点がショーセンターから遠い事もあり大した絵にはならなく残念。
こちらは昔の方が良かった。
NAS Whidbey Islandsにて撮影。

Thunderbirds #1
おまけ:本来予備機である複座型。
ブルーエンジェルスと比べると複座機を本番の展示に使う機会は少ない。
機番がステッカー式なので、予備の複座型も1番機に早変わり。
Vandenburg AFBにて撮影。

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おまけ:整備人員・機材を輸送してきたC-130と予備の複座7番機。
ブルーエンジェルスと違い専用のサポート輸送機を持たないので人員・機材の輸送はAMCが担当する。
NAS Whidbey Islandsにて撮影。

C-130
おまけ:ショーが終わり、サポートのC-130が離陸に向けタキシングする。
向かうはホームベースのネリス空軍基地。
Vandenburg AFBにて撮影。

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おまけ:カリフォルニアのキャッスル空軍基地にある航空博物館で展示されている、サンダーバーズで6番機として実際に使用されていたF-4Eファントム。
ブルーエンジェルスもそうだが、このような重そうな大迫力の機体がアクロをしていたとは、是非見てみたかったものです。




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