ロッキード C-121 コンステレーション公開
Lockheed C-121 Constellation photos


粗忽なデザインが多い大戦後期〜大戦直後のアメリカ機の中で、C-121コンステレーションは他に類を見ない美しいラインで構成されている。
4発エンジン、独特の3枚垂直尾翼でを持つ機体は細身でありながら見る角度によっては大変なボリューム感がある。
コンステレーションの魅力はその胴体曲線に尽きると言える。
1997年5月、サンノゼ空港のジェットセンター(旅客ターミナルとは反対の、自家用機・ビジネスジェット機のターミナル)に特別イベントとして訪問した時に撮影した写真を紹介する。
機体は元々は空軍のシリアルナンバー48-609で、民間レジN494TW。
目の前で夕日を浴びてエンジン始動、離陸し、日没直前に帰ってきたコニーは大変美しい「飛ぶ美術品」と言える。

C-121 View from cabin window
楕円形の窓から外を見る。

C-121 Engineer's seat
機関士の席。4発エンジンということもあり、数あるアナログ計器には目が回りそうだ。

C-121 Cockpit
操縦席。やはり、当然ながらアナログ計器がやたらと目に付く。

C-121 Nose
機首を正面から見る。細身の胴体だがこうしてみると現代のワイドボディー機に負けないボリューム感がある。
同じロッキードのトライスターも魅力ある正面形を見せていた。
こうしてみると、同社が旅客機から撤退してしまったのは非情に残念。

C-121 Engine start
エンジンを始動する。黒い煙がカウリング周りを包み、一瞬咳き込んだエンジンだがすぐに元気に回転する。

C-121 Rolling
夕方の定期便ラッシュ時に割り込んで、サンノゼ空港のR/W30Lを離陸滑走するコニー。3枚の垂直尾翼、長〜い主脚、無塗装の機体にアメリカ空軍輸送隊MATS(Military Air Transport Service)のマーキングが決まっている。

C-121 Takeoff
シリコンバレー中央にあるサンノゼ空港のCターミナルとネットワーク会社のビルを背景にリフトオフする。
この時の滑走距離はB737などと同じ位。ただしその後の上昇はとても遅い。

C-121 Landing
1人$300の寄付金で30分程の体験飛行が出来る。
こうした古典期を飛行可能状態で維持するボランティアグループ・非営利団体は米国に多数ある。
夕日を浴びた離陸、日没直前の着陸は大変美しい。




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