グッドフェロー空軍基地は、広大なﾃｷｻｽ州の、小さな町サン・アンジェロにある。
予定ではMil24ハインド（中近東で捕獲した奴か)の地上展示があるとのことで喜びいさんで行ったのだが.....
まずは空軍基地を見つけて、ゲートまで行ったが、警備の兵隊によると、航空ショーは基地ではなく、民間のサンアンジェロ空港で行う、との事。
やっとの思いで空港にたどり着くと、そこにはハインドの影も形も無く........クソ！

まあ、ハインドの件を差し引いても、そこはCAF（Confederate Air Force)のお膝元テキサスの事、Mig-15, コルセア、B-25等大戦機、古典期の飛行展示と地上展示が充実している。B-17に至ってはシブ〜いツヤ消し茶緑色の機体が置いてあり、まるで第二時大戦にタイムスリップしたみたい。
B-25のデモが始まる。設定はドウリトル隊による東京空襲ということになっているが、機体の塗装はイタリア戦線のもの。イギリス機と同じ赤・白・青のストライプ（フィンフラッシュ）も入っている。
隣のメキシコ系のオヤジが「君は日本人なのにこれを見て気分悪くないのか？」と言う。「まあ過去の事だし」とごまかす。実際、深いことを考えて過ぎると軍用機の写真なんて撮れない。どうせ現像して手元に残るのはイタリア戦線の塗装をしたB-25が低空飛行する写真だけだ。
午前中は今ひとつな光線状態も、午後には素晴らしくなりサンダーバーズは土日とも最高の天候の下で思いっきり飛ぶ事が出来た。
全てのプログラムが終了してもマニアは粘る。B-17の離陸を撮るために場所を移動する。いつのまにかカメラを持ったイギリス人(イギリス人はメモ帳と鉛筆しか持たないと思っていた....）と行動を共にしていた。仕事の関係でダラスに居て、やはり私と同じくハインドにつられてのこのこやって来た、そして私と同じく空軍基地の方へ行ってしまったとの事。
ハインドこそ見れなかったものの、沢山の大戦機や軍用機、そしてサンダーバーズのデモは全て天気に恵まれ、殆ど無名の航空ショーながら大変見ごたえ・撮り応えがあった。

例年の主な出し物
(変わる事があります)

飛行場情報(英文)
滑走路方向、飛行場コード、エアバンド周波数等が判る