首都で行われる2年毎の祭典
ドイツ・ILA ベルリン
ILA Berlin


あきれるほど広い首都、ベルリン。
空港も数多くあり、その中の一つ、シェーンフェルトで行われる国際航空ショー。
パリ、ファーンブローに次ぐトレードショーが行われる。
飛行展示もプログラムは充実しているが、民間機の発着の合間に行われること、また、離着陸中も飛行展示を強行するためにかなり奥の方で演技することが多く写真はかなりツラい。

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左ターンするエアバスA380の1号機。
ようやくA380の航空会社への納入も始まり、ボーイングは787の開発遅れが出て、とエアバス社には一息つけた。
胴体にはGreener, Cleaner, Quieter, Smarterの文字が。確かに音はものすごく静か。

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ドイツ陸軍のヒューイUH-1D。ドルニエでライセンス生産されたもの。

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ユーロコプターのタイガー攻撃ヘリ

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宙返りを見せる。全体的にヨーロッパで見るヘリのデモは派手。

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こちらも派手な飛行を見せる最新鋭ヘリ、NHIndustriesのNH90

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まだ飛んでる、ルフトバッフェのF-4Fファントム。数年のうちに退役してしまう。

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そういえばバルカンクロイツは片方だけだ。

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ドイツ空軍トーネードの編隊。空中給油は真似ではなく、ちゃんと繋がっている。

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トランザールによる物資投下デモ

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巨体を大きく傾けるドイツ陸軍のCH-53G

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アメリカ空軍からはC-17、ニックネームはThe Spirit of Berlin

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ユーロファイターも勿論地元ドイツ空軍から。

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アフターバーナー全開。
ラファールとかラプターとかタイフーンとかグリペンとか、どれも余り好きじゃないのですが...どうも最近の感性についていけなくなってきてます。年かな?

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フレアー放出を見せる、ハンガリー空軍のMil-24ハインド

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エアブラシアートのスペシャルマーキング付き。ハセガワからプラモでてましたね。ローターも国旗色に塗り分けられている。
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ベルリンからポーランド国境まではすぐ近く。
ドイツとソ連に挟まれ翻弄されてきたポーランドだが、この写真を撮影した2008年春には絶好調の景気で通貨ズローチもMig-29同様うなぎ上り。

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同じくポーランド空軍のMig-29のデモ。翼上のインテークベーンが空いている。

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大英帝国のチヌーク。

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ヒンダスタン・エアロノーティックス社 Hindustan Aeronautics Limited (HAL) の Dhruv (北極星)ヘリコプター4機を使用したインド空軍のデモ飛行チーム、サラン (Sarang - 孔雀)。 孔雀はインドの国鳥らしい。

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同じくHALのDhruvだがインド陸軍仕様。

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同じくHALのDhruv。インドは余程このヘリを売り込みたいのか、民間バージョンも持ってきた。

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民間塗装のC-47Bスカイトレイン

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ルフトハンザが運行するJu-52。「懐かしい〜」とかいってドイツ人乗るんだろうか。でもJu-52が旅客機として飛んでいた頃、飛行機に乗れたのはごく一部のお金持ちだけ。
やっぱ、「この飛行機でクレタ島に向かった」という元空挺部隊員とか、「スターリングラードに何度も物資を運んだ」というクルーなんだろうか。
いや、大半の人は「我がドイツは戦後も量産。使用されるほどの堅牢なメカを作れるのだ」と思って乗ってるんだろう。
でもそんな堅牢さは昔の話。今のドイツには安くてチャチな中国製品があふれている。
今は品質より値段。昔は知らないが、今のドイツの市場の意識はこんなもんだ。
それに肝心のドイツ製品もそんなに質が良くない。ドイツ車は故障多いし。日本車が良くなっただけの話かもしれないが。
どうでもいいけどJu-52は本来2枚プロペラ。

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しかし第二次世界大戦中のドイツの航空技術が他国をリードしていたのは確か。
マッドサイエンティストの趣味の様なゲテモノも多いが、ジェット機、ロケット機、後退翼、全翼機、弾道ミサイルなどはいずれもアメリカでは戦後にならないと実用できなかった(しかもドイツからの技術輸入...というか搾取)ものばかり。
写真はメッサーシュミットMe-262のレプリカ。良く出来ているが、不満を言わせてもらえばパイロットの白ヘルメットは目立ちすぎ。あと、垂直尾翼に逆卍(ハーケンクロイツ)が無いのはヨーロッパでは当たり前とはいえ如何なものか。歴史は正しく伝えよう。

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レプリカのMe-262は現代の小型ターボジェットエンジン、GEのJ85(F-5やT-38等に使用)を搭載して飛行していますが、ホンモノのユンカースユモ004はどんな音だったんでしょう。

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ドイツに住んでいた頃、年に1回くらい出張や一時帰国で日本を往復していた。
ヨーロッパ〜日本のフライトは12時間と長い。貴重な時間。
寝る、仕事をする、本を読むといった選択肢があるが私はもっぱら映画を見る。
離陸する前からプログラムに目を通し最低4本見るのを決めておき、モニタが使えるようになったら早速鑑賞。
食事が出ようと、回りが皆寝てようとひたすら私は映画。
映画Always(日本映画の方ね。カタリナ飛行艇とか出てくるヤツじゃなくて)も続Alwaysも機内で見た。
こういう笑いどころ、泣き所の多い映画は皆寝てる時間に見るべし。オッサンが一人でニヤけてたり泣いてたりするのはいと不気味なり。
私と殆ど同年代の薬師丸さんが、すっかり母親の役が似合うようになっていたのがショック(別にファンじゃないけど)。
この2本の映画、「こりゃ懐かしい!」と思うものが多いけど、私が生まれる前の1950年代末が舞台なので、「そんなの知らん」というのも結構ある。
懐かしい:
白黒テレビ、オート三輪、自転車三角乗り、黄色の都電、洗濯機の脱水ローラー、野良犬、ゴム動力飛行機、黒電話
知らん:
力道山、緑色の都電、工事中の東京タワー、集団就職、氷売り、銭湯(でも、実は90年代に家の風呂が壊れて行った事あるけど)、火事場の万年筆売り
自分が現役としてナマで見たり体験したものは懐かしい。しかし話を聞いたり、博物館や写真で見ただけの古いものは「懐かしそう」な気がしても、それは本当は懐かしいわけではない。
うーん、生まれるのがあと5〜10年早ければこの映画、懐かしさ100%だったな。
で、日本からドイツに戻るときにエミレーツ航空の機内で見た、続・Alwaysの羽田のシーン。
居並ぶDC-6。こんなの懐かしくない。知らん。
成田が出来る前、父親の、初の海外出張(当時は珍しかったはず)を羽田に見送りに行った記憶がある。でも、そこでDC-6を見た記憶は無い。
DC-6はB-17、P-51、C-47などと同じく現役時代を知らない飛行機だ。
だから、古いな、とは思うけど懐かしいとは思わない。
僕が初めて乗った飛行機は707だ。だからこれは懐かしい。
F-86やP-2Jは現役時代を知っているので懐かしい。
T-33は懐かしいが、P-80は古いだけで懐かしくは無い。そんなものだ。
で、続Alwaysで、羽田のシーン。パンナムのマークは懐かしい(カネタカカオル世界の旅..)けどそれを纏ったDC-6は知らん。
でも羽田の送迎デッキのフェンスの低さはと近さは良さそう。
続いてランウェーエンドを茶川が歩く場面(バス乗る金も無いのか?)、なんともアバウトなフェンス。そしてJALのDC-6の低い離陸。昔の人はうらやましい。あの時代にあの場所でDC-6の低い離陸を写真に....
でもあの頃のカメラだと、一眼レフもオートフォーカスも望遠も無い(あっても庶民には手が出ない)。勿論白黒フィルム。
現代のデジタル一眼レフとオートフォーカス、オート露出、超望遠レンズに手ブレ補正、情報収集にエアバンド、移動に車...やっぱ、今がいいや。でもDC-6の低い離陸は見たかった......
と思ってたらドイツに戻って1週間後、ベルリンILAであっさりと見れた。

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エアレースでもお馴染み、レッドブルがスポンサー。

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同じくレッドブルがスポンサーのB-25

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レッドブル、一杯飛行機持ってる。どれも飛び方は派手だ。

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ターンするカタリナ飛行艇

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イギリスの練習機 De Havilland DH-82A と、ドイツの練習機 Klemm Kl-35D。Kl-35Dの前席は写真撮影中。

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モランソルニエ MS 505クリケット。あ〜、液冷エンジンのシュトルヒ見てぇ〜。

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何の説明も要らないP-51.
日独機キルマークの内、ドイツのスワチカ(逆卍)は斜めの田、斜め■になっている。これがヨーロピアンスタンダード。歴史の歪曲とも言う。

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ドイツ機キラー、P-51に続き英国をドイツから守ったスピットファイアがドイツ首都を飛ぶ。
影で判りにくいが風防下にバルカンクロイツのキルマークが並ぶ。

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バトルオブブリテンメモリアルフライトのダコタ。
同フライトはランカスターも持ってるんですが、さすがにランカスターとかB-17は来ませんでした。
日本でも航空ショーでP-51は来日して飛んだけどB-29はまだ来ていない。いや、来なくていいです。
そういえば広島原爆投下50周年の時、記念飛行で広島上空を飛ぶ、という計画をアメリカ人が立てたことがあります。
さすがに機体はB-29FiFiではなくフツーの双発プロペラ機か何かだと思いましたが。
で、結局中止になりましたが、その計画を聞いて「今度は撃ち落としちゃる」と思ったのは私だけではないはず。

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イギリスの民間アクロチイーム、 The Blades.

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脚のシミはオイルもれでしょうか。
やっぱ命綱付けてるんですね。
これがあればウォルドーペッパーもパイロット免許停止にならなかったのに...

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全体的に展示飛行は遠いけど、民間機定期便の離発着なら大きく撮れます。
これはイギリスの格安航空会社、イージージェット。

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こちらはドイツの格安航空会社、ジャーマンウィングス。
アメリカのサウスウェスト航空が火をつけた格安航空会社ブーム、ヨーロッパにも飛び火していくつも会社があります。
サウスウェスト航空は格安でも乗るのが大変楽しい飛行機会社でした。大手のような気取り方が無くフレンドリーで融通も利く。でも、ヨーロッパの格安系は、「自分は貧乏人なんだな」と思わせる(その通りですが)、何かミジメな感じにさせる格安系が多い。恐らく従業員の「どうせ安いし」といった態度や、コスト削減が悪い意味で目に付き過ぎるのだと思います。
最悪だったのはラ○アンエアー。廃墟の軍事基地を使った空港、有料荷物預かり、安全のしおりは前のシートに印刷、機内は広告ベッタリで通勤電車みたい、シートは安っぽくてリクライニングしないヤツ。いくら安くても乗って悪い思いをするだけ。ライ○ンエアー、最低。
ああ、サウスウェスト航空また乗りたい。

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スターアライアンス。全日空も入ってますね。

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このシェーンフェルト飛行場にはルフトハンザの整備場もあり、丁度B737がオーバーホール中。
画面右に、一斉に外されたシートが見える。

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ドイツ空軍の AS532UL クーガー。観閲した要人を乗せて帰るところ。

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メッサーシュミットBf108と、ユンカースJu-52.

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ドルニエDo-24ATT飛行艇。戦前にオランダの要求でドイツで設計したドルニエDo-24は、オランダとフランスで生産。
戦後もスペイン海軍で救難用途使われ、その1機が1980年代にターボプロップエンジン付のATTに改造された。これは水陸両用機のテストベッドだが後に引退してドイツ博物館に展示。それを2003年になってフィリピンで飛行可能状態に戻した。

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ドイツ海軍のドルニエDo28D-2スカイサーバント

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B-1は贅沢にも2機展示。

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こうなるとアメリカの航空ショーみたい。

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ドイツ警察のユーロコプターEC-135

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ベルリン空輸に使われた輸送機はRosienbomber(干しぶどうの爆撃機)と呼ばれた。それを記念した塗装をまとったDC-3C

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戦車でGo!チト小さいけど。



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