アーバンなカモフ
カモフKa-32によるデュッセルドルフのラインタワー改修作戦

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ライン・ルール工業地帯は第二次大戦中に徹底的に爆撃された故、どこの街も歴史的建造物は大して残っていない。
デュッセルドルフ市も例外ではなく、街で一番目立つ、有名な建物と言えば放送塔のラインタワーだ。
1982年完成、高さ234mは観光資源の乏しいこの街の絵葉書に必ず登場。
2004年の10月に、デジタル放送に対応する為にアンテナの付け替え工事が行われ、スイスの会社の運用する旧ソ連ヘリ、カモフKa-32が活躍した。

Ka-32 removing top portion of Rhein tower

タワー丁部を外して持ち去るカモフKa-32。当時住んでいた自宅から撮影。

Kamov Ka-32 removing old cover

次の部分を外しにかかる。
すぐ脇を監視のヘリが周回する。

Kamov Ka-32 putting new tower

翌日、今度は新しいアンテナの基部を取り付ける。

Ka-32 landing east side of Rhein river

河川敷の芝生に着陸するカモフKa-32型。機体はスイスのヘリ運行会社、heliswiss社(←そのまんまじゃん)所有の、Ka-32A12 s/n: 8709/02
赤白の塗装は赤と白を反転させるとそのまんまパトロイユスイスになる。後方はライン川。

Ka-32 from rear

野次馬にかこまれながら給油準備するカモフ。2重反転ロータや脚のメカが面白い。尾翼にはイッチョ前にラダーが付いている。

Ka-32 cockpit

Ka-32のコックピット。アナログ計器が並ぶ。機内の青緑系塗装は軍民問わず、旧ソビエトの機体に共通。

Broardcast chopper

監視の為に、一緒に飛んでいたBo-105CBS (D-HMUG c/n S-121)
後方に住宅が見えるが、この辺はオーバーカッセル地区と言って、タダでさえ日本人の多いデュッセルドルフ市において、特に沢山日本人の集まっている所。
中にはアパートの住人半分以上が日本人、という不気味素敵なところも。
デュッセルドルフは日系の食材店、日本食レストラン、本屋なども多く日本人には生活しやすいところ。
ただし、アメリカのカリフォルニアに比べると、米をはじめとした日本食材はバカ高い。

kamov45_l.jpg kamov50_l.jpg
左:施工前                  右:施工後
Lama in alps

おまけその1:
ちなみに普段、スイスのヘリはこういう所を飛んでます。
機体はエアツェレマット所有の、アエロスパシアルAS315B アルエートII 「ラマ」 XB-XII。
ゴルナグラート登山鉄道駅前より撮影、ここの標高は3090メートル。
登山にも(歩いたのは下山方向だけど...)望遠レンズ必需!

kamov98_l.jpg

おまけその2:
フランスアルプスの、シャモニで見かけたヘリ。
自分よりも下をヘリが飛ぶという特異な体験。



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