モフェットは昔、海軍航空基地（ＮＡＳ）だったのだが、今や海軍は完全に撤退した。 それに伴い軍主催の大規模かつ無料の航空ショーは行われなくなってしまった。 現在は、常駐しているNASAの他は、基地に隣接するロッキードマーチン社で製作した人工衛星を打ち上げ場所まで運ぶロシアのアントノフ輸送機が居たり、州空軍のC-130がタッチアンドゴーを繰り返す程度。 海軍撤退後、NASA主催のオープンハウスが1997年に一度だけ開催され、また、一昨年からは民間主催の航空ショーが行われている。 NASA機の展示はともかく、民間主催の航空ショーは内容が今ひとつ。 かつてのモフェット航空ショーの盛況ぶりは望むべくも無いのが残念だ。 尚、基地西側にあるNASAのビジターセンターとギフトショップは結構面白いので、サンノゼ方面にに出張などで立ち寄る場合は是非お立ち寄りを。

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	高空からの望遠鏡観測を行う NASA AMES Research center のC-141スターリフター民間型 L300-50A-01 "Gerald P Kuiper Airborne Observatory" (N714NA) 1997年のNASAのオープンハウスにて。
	超高空でのデータ収集を行うNASAのU-2ER (80-1063 / 706) 白地に青のストライプは、黒いU-2ばかり見慣れた目には新鮮。 1997年のNASAのオープンハウスにて。
	2002年の航空ショーにて展示され、機内公開されたNASAのSCA (Shuttle Carrier Aircraft) N905NA。 機内公開とは言っても、胴体構造補強部とシャトルの電気負荷観測計器以外は何も無いガランドウな胴体だ。 本機はアメリカン航空で使われていたB747を改造したもの。SCAに改造された後しばらくは、アメリカン航空時代の、無塗装に赤・白・青ストライプ入りの塗装で飛んでいた。 他に日本航空で使われていたB747をSCAに改造したN911NAもある。 最近のスペースシャトルは殆どの場合フロリダに降りてしまうので、SCAの出番は少ない。
	オープンハウスの撮影ではないが、2002年6月に一般公開の為飛来したB-17。 背後にたたずむ巨大な建造物が、飛行船の格納庫。
	ロッキードの工場が隣接している為、人工衛星の輸送などに頻繁に飛来する、世界最大の航空機アントノフAn-124型。 上の写真同様2002年6月の撮影。
	クロスカントリーの訓練で飛来したらしいF/A-18Eスーパーホーネット(NK-203）。この後離陸した。これも2002年6月の撮影。

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