真っ赤なホーク9機を使った女王様の空軍の赤い矢
レッドアローズ
Red Arrows
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イギリス空軍は第二次大戦前からアクロバット飛行展示を行っており、実戦部隊単位で様々なチームが臨時に結成され、競うように練習して航空ショーなどで公開していた。 そのような多くの部隊、飛行機、パイロットがアクロ飛行の練習に時間を割くことに懸念を抱いた空軍幹部が、練習機を使ったアクロ専任チームを結成する決断をし、現在の公式チーム、レッドアローズが結成されたのは1964年のこと。 フレッチェトリコローリやパトロイユフランスと並んでヨーロッパを代表するチームで、海外展開も多いが、特筆すべきは展示回数の多さ。1日の内に複数の航空ショーやイベントをハシゴしたり、平日に公開したりと展示回数は文句なしに世界一。 チームはBaeホーク9機を使う典型的なヨーロピアンスタイル。ショー全体にスピード感はあるが、早口にしゃべるナレータと相まって、ソツなく、手馴れた感じでアクロしている、という印象が強い。
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離陸するBaeホーク。真っ赤な塗装がまぶしい。全機に2人乗り...!?
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真っ暗な空を背景に、機体には日光を浴びながら一斉にブレイク。 他のヨーロッパのチーム同様、スモークオイルタンクは白、カラーの両方を持ち、引いているスモークの色を切り替える。
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5機対1機の交差。パトロイユスイスやPC-7チームにもある科目。
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ループから散会する、レインフォールの裏側判。
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演技の途中で土砂降りになる。今までの経験だと、ブルーインパルスも、ブルーエンジェルスも途中で演技を放棄して着陸してたけど、レッドアローズは別。最前列に空きが目立つ程皆なが帰り出しても、元気一杯に2対2の交差&ロール。 さすが雨の国で鍛えただけある。
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編隊組み換え中のレッドアローズ。エアブレーキを開いている。
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着陸の為順次編隊を離脱する。 どうでもいいが観客のオランダ人、全員服装がダサすぎ!
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おまけ。 ホークの前に使っていた、ナット練習機。とても小さな機体だ。コスフォードのRAFミュージアムの保存機。 機体のパネル解説には日本語もある。 |
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