サウスウェスト航空で飛ぶ
|
アメリカの代表的LCC 搭乗の記録 2002年11月搭乗
|
サンノゼ〜フェニックス経由〜オースチン 往復
|
|
ここはアメリカン航空とサウスウェスト航空のみが使用している。 |
|
予定通り出発なのでまずは一安心。 画面下に機内持込は一個まで、と書いてあるが以前は2個までOKだった。同時多発テロ以降1個に制限されてしまった。 |
|
長びく不景気とテロの影響で乗客が少ないのか、隣のアメリカン航空のカウンター共々ガラガラ。 ここで搭乗券をもらう。今回は仕事に必要なものは事前に送ってあるので身軽な旅。従って荷物は預けない。 |
|
座席番号がなく、席は早いもの勝ち。この座席指定をしないことがサウスウェスト航空の大きな特徴で、個々の客の座席希望を聞いて処理する手間を省略して予約・搭乗手続き時間と人件費を節約している。 席が予め決まっていないので,例え間際に買ったチケットでも空港に早めに行けば好みの席に座れる。 以前はゲートで番号の書かれたプラスチックの板を配布して、「1番〜30番まで」という風に呼び出して搭乗させていたが、この伝統的な板が廃止されてしまったのはちょっと残念。 |
|
手荷物は勿論、携帯電話・財布・鍵など携行物をX線に通すように言われる。オープンチェック(英語ではハンドチェック)はテロ事件以降一切不可、フィルムはISO400までは大丈夫と言われる。ということは、これ以上の感度が必要な場合は目的地でフィルムを買い、撮影後現像を済ませる必要があるということ。鉛の保護袋に入れる方法もあるけど少しでも穴があるとダメ。まあ、飛行機と風景の写真を中心に撮影している私には高感度フィルムは縁の無いものだが。 抜き打ちで乗客を選び、靴を脱がせて靴だけをx線にかけたりしている。この抜き打ち、人種や宗教、年齢、性別を基準にすると差別になる。高校生くらいの女の子が靴を脱がされている所を見ると本当にランダムなんだろうか。それとも検査官には「女子高生徹底チェック」という崇高な趣味があったりして.... セキュリティ強化で時間がかかる為、同時多発テロ以降は出発時間の90分前(季節・空港により若干異なる)に空港に来い、といわれる様になった(ちなみにそれ以前は60分前)。 今回はセキュリティがガラガラあっという間に自分の番になる。 |
|
これは日本でもお馴染み、代表的なファーストフード店のマクドナルド。 こういう手合いの物を食べなくて良い様に、昼食はちゃんと済ませてきた。 |
|
飛行機を待つ間、ボーイングの旅客機ばかりが目の前に並ぶターミナルで、スターバックスのコーヒーを飲みながら、マイクロソフトのOSの入ったラップトップコンピューターで仕事をするシリコンバレーの人たち。もう気分はシアトルだ。でもここはサンノゼ。外は晴れているしイチローも居ない。 |
|
空港の店らしく、値段は高め。 |
|
|
|
|
この機体は1996年にダラスで悪天候の中、着陸直後に滑走路を外れ灯火を破損する事故を起こしているが幸いけが人は無し。サウスウェスト航空は死亡事故の無い、比較的安全性の高い航空会社。 |
|
サンノゼの滑走路30Rに向けタキシーが始まる。貨物地区を通るとAirborne ExpressのB767(元全日空)が見える。 |
|
11月下旬の、午後4時半頃の撮影なので夕日を浴びている。 |
|
|
サウスウェスト航空はフレンドリーでユーモアたっぷりのクルーでもお馴染み。 今までの経験では、 ・パイロットがずっと窓の左右の景色を解説して観光案内 ・スチュワーデスがサウスウェスト航空を称える替え歌を熱唱 ・空いている便で、「ライバル会社に満席と思わせる為に、皆さん出来れば窓際にお座りください」 といった具合。 今回のフライトでは、ビールを買おうとした乗客のお釣りが無く、機内放送で 「どなたか5ドルくずれませんか?1ドル札五枚。あるいは1ドル札4枚と25セント硬貨4枚でも結構です。1ドル札3枚と25セント硬貨8枚でも結構です。1ドル札4枚と10セント硬貨10枚、1ドル札1枚と25セント硬貨16枚....えっと、誰か両替してくれるまでず〜っと続けますよ」と言ってウケてた。勿論無事に両替出来た。 |
|
尚、サウスウェスト航空はファーストクラスが無い。他の航空会社だと、私が乗り込む時には、先に搭乗して無料アルコール片手にくつろぐファーストクラスの乗客が「貧乏人が来た来た....」といった感じで見るのでイヤな思いをする。 その点、サウスウェストは庶民の味方。 |
|
降りる前にコックピットの写真を撮らせてもらう。 |
|
インフォメーションデスクの後ろにはローンスターの旗が。テキサスだよなぁ。 |
|
不景気のせいか値段が安い。この部屋は最上階レベルで98ドルなり。 一人で寝るからベッドは一個でいいんだけど.... |
|
|
勿論最近テキサス上空で空中分解してしまった事故とは関係ない。 中央の赤い部分がテキサス州の形で、テキサスインスツルメンツ社(半導体メーカー)のロゴでもお馴染み。 |
|
銃持ち込み禁止、ってわざわざ書く所がテキサス。 |
|
とにかくバカでかい(いわゆるテキサスサイズ)。 |
|
|
|
|
|
早朝以外はピーナッツとドリンクが配られる。自分で食事を持参してもOKなのでおにぎりを持ち込んで食べてた事もある。う〜ん、日本人! そういえば先日乗った時には、スチュワーデスが"Steak or Chicken?"(ステーキにします?鳥肉にします?)と聞きながらピーナッツを配ってた。これには爆笑。 |
|
|
ちょっと霞んでいるけど、右奥に見える砂丘地帯がホワイトサンズ国定公園。 近くには空軍のミサイル実験場やステルス攻撃機F-117の配備されているホロマン基地がある。また、世界初の原爆実験が行われたアラモドードも近い。 |
|
|
この辺は荒れた山ばかり。アメリカの砂漠地帯はこのように荒れた険しい地形が多い。 |
|
|
|
|
地上職員はトイレ掃除と飲み物の補給をする。 パイロットは交代するけど他の乗員はそのままサンノゼまで行く。 |
|
|
空港の巨大な立体駐車場が見える。 |
|
|
食事サービスをしないこともあり、カートを使わないで飲み物は希望を聞いてトレーから配る。 これもサウスウェスト航空の大きな特徴。 |
|
川の右と左で随分様子が違う。右の農業地帯の方がカリフォルニア。 |
|
|
|
雲に向かって徐々に高度を下げる。 |
|
|
サウスウェスト航空は機種をボーイング737だけに統一し、整備や訓練の手間と費用を削減している。 |