オランダ・フォークル
Volkel

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オランダ東部で行われた、大規模な航空ショー。金、土の2日開催され、F-16の他NATOを中心に多数の機体が地上&飛行展示された。
また、アクロチームは英、仏、伊、スイス空軍と民間のブライトリングが参加。
2日間を通して天候が安定せず、曇り、雨、ヒョウ、入道雲、快晴と何でもアリの天気だったが、飛行展示は特に中止も無く、青空一辺倒の米国カリフォルニアよりもむしろ面白い写真が撮れた思う(←負け惜しみ)。
エアショーの解説はオランダ語なので何を言っているのかさっぱり判らないが、オランダ以外の飛行機が飛ぶときは英語で解説が入る。
特にイタリア訛りの、陽気なフレッチェトリコローリのナレータが印象的。
さて、オランダ人と言えば世界一の軍用機マニア、メモ帳持ったスポッター、デカい、メシはまずい、といったステレオタイプのイメージを持っていたのだが....
当日はエプロンが広いせいもありさほど混雑せず、少し後ろに下がればデカいオランダ人に邪魔されずに見られる(逆に最前列だと地上展示機がじゃま。入間基地か、ここは...)。
メモを取る、というのは昔の話なのか、あるいはイギリスの話なのか判らないがそのような人は見かけなかった。逆に一眼レフを持っている人もそれなりにいて(アメリカ何ぞより遥かに多い)、デジカメは殆どの人が持っているので多分デジカメ画像でシリアルを確認するのでしょう。
食事はコロッケが無難に旨かった。
というわけで今まで持っていたステレオタイプイメージは全部リセット。
F-16もF/A-18も、こちらで見るデモ飛行はアメリカよりもはるかに過激で、明らかに高いGでターンをかけている。ベイパー引きまくり、フレア出しまくり、スモーク引きまくりの過激さがいい。アパッチヘリは宙返りするし。
しかし、どうでもいいがヨーロッパの随所同様、トイレに金を取るのにはメゲる。

F-16

オランダ空軍のF-16デモ。

F-16

フレアー!

German Marines Tornado take-off

ドイツ海軍のトーネード。格闘戦闘機でないからしょうがないが、鈍重そうな飛行は見ててツラい。

RAF Tornado

こちらはRAFのトーネードの離陸。

Royal Navy Sea-Harrier

本家本元、イギリス海軍のシーハリヤーFA2型ZH809によるホバリングのデモ。

Puma airlift

オランダ陸軍ピューマヘリによるスリングのデモ。空陸一体模擬戦の一環。

Dutch AF CH-47

一方、こちらはオランダ空軍のCH-47

AH-64 Roll

AH-64アパッチによる機動飛行デモ。何と、ループまでする。
ヘリが宙返り出来ることは知識として知っていても、実際に見ると気分はブルーサンダーのコクレーン大佐!

Dutch trainers

退役した練習機の記念編隊

B-25 and P-51

アメリカにはゴロゴロしているが、オランダに来てもコイツらに会うとは....
P-51とB-25の編隊飛行。解説がオランダ語なので何を言っているか全く判らないが、B-25飛行時には「トウキョウ」の言葉が。例の東京初空襲のことか。
大戦中オランダ人捕虜虐待があり、また結果としてインドネシア等植民地を失った為、オランダ人の対日感情は決してよくないという。
機体はP-51D (474425/OC-G 民間レジN11LT)と、TB-25N (232511/N5-149 民間レジN320SQ)

Battle of Britain Memorial Flight with Spitfire MkI and Dakota

英国から来た、バトルオブブリテン記念飛行隊のダコタC3(ZA947)とスピットファイヤーIIa(P7350/XT-O)。

DC-3

離陸するDutch Dakota Association 所属のダグラスDC-3型 PH-DDZ

Liason

オランダ空軍の塗装をした、パイパースーパーカブ (R-177)

Bell

帰投するベル214

Seaking

ベルギー空軍所属のシーキングMk.48 (RS04)
ベルギーはオランダ語とフランス語が公用語の多言語国家だけどForce Aerienne Belge はフランス語。
テールのDangerとは勿論英語。

Italy

イタリア空軍のAMX攻撃機。
MM7152 / 51-03 (cn IX064) 103 Gruppo所属、3万時間&60周年記念塗装。
1943-2003ということはイタ公連合軍寝返り60周年記念か!?

Mirage 2000

おフランスから来たミラージュ2000戦闘機。 V型から引き継がれた精悍なスタイルとは裏腹に、機動性はロール以外今ひとつ。

F-16 in YF-16 color

YF-16塗装の、オランダ空軍塗装のYF-16。タミヤの1/48プラモを思い出す。

F-16 RNAF

TGKLu所属のF-16BM J-066 各種テストに使われる機体らしい。このほかにもF-16はオランダ空軍全部隊、他国空軍が多数展示されていた。
殆どの機体は機首を左にして、適当な間隔で並べられている。さすがスポッターの国。

F-16 baloon

空気で膨らんだF-16のデコイ。 これが本当の「ダッチ・ファルコン」か!? 勿論、ステルス性も抜群!
ちなみに、英語でDutch Wifeなる言葉は存在しますが、これは熱帯地方で寝るときに、足を乗せる通気性の良い木枠の枕のこと。
ダッチワイフで例の風船人形を指すのは日本だけの様です。
尚、機体に書かれたアドレスのリンクはこれ

KC-10

KDC-10型タンカーはオランダ空軍334sq所属(T-235)
こうしてみるとオランダ空軍、結構アメリカ製の装備を使ってますね。

Sea Harrier

ブラックの塗装がシックなシーハリヤー複座T8型。英国海軍899sqn所属のZB604/722

Bye bye

帰投のためタキシングする、オランダ空軍131(EMVO)sqのPC-7(L-08)
こうして無邪気なこの子供もディープなスポッターの世界に引き込まれていく....

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カタリナ飛行艇。

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KC-10から空中給油(の真似)を受けるF-16。両機の大きさの違いが良くわかる。

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ホームベースでの編隊飛行。

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スイス空軍とスウェーデン塗装の、ハンターのフライバイ。

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会場の観客を上空から撮影中。そういえば、オランダの国籍マークって、チェコのに似てますね。
国旗の赤、白、青をベースに、オレンジ公にちなんだオレンジ色を配置。

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隣国ドイツ陸軍から。

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オランダ空軍のF-16デモンストレーション専用機。以前とは塗装が変わった。

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スペイン空軍のF/A-18。いいもの見させてもらいました。

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全体的にはアメリカや日本よりも戦闘機のデモ飛行は派手だ。

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最後まで現役軍用機として飛んでいたベルギー空軍のフーガマジステール MT35。
この後間もなく退役した。

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遠くトルコからやってきたターキッシュスターズ。

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複座と単座の混成。複座の後席には必ず人が乗っている。

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ハンターとF-16の異機種新旧デモ。複座ハンターは横に並んだ座席配置。

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英陸軍からチヌークのデモ。

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ヨーロッパではお馴染み、L-39を使った民間アクロチームは時計メーカーのブライトリングがスポンサー。



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