Yuba-Sutter Air Expo
ユバ ・ サッター エアエキスポ



海兵隊基地で有名なYuma(アリゾナ州)とは一文字違いだが、こちらはカリフォルニアの州都サクラメントSacramento郊外の農村地帯にある小さなユバ空港。
U-2で有名なBeale空軍基地のすぐ近くにある。
近辺は田畑で、こしひかり等カリフォルニア米の産地でもある。

同時多発テロとその報復戦争が始まった後の2001年10月13日に開催されたのだが、この期に及んで、空軍機デビスモンサン基地所属A-10のデモ(一機+予備1機)があった。

このA-10、ショー最初、最後計2回のデモだったが、逆光になる午後は会場の外に出て、フェンス際で見る。

A-10の地上攻撃デモは滑走路上ではなく、安全の為更に観客から離す為、結果としてフェンス際にいる自分の真上が飛行コースになり、更にとんでもないことに丁度自分の場所(周りには全く人が居ない)が模擬地上攻撃の目標地点だったようで、ハーフキューバン8で降下する時など自分めがけて降下してくるのでかなり怖い。
飛行場の狭さと、乾燥している環境から地上での爆薬使用が無かった為、攻撃目標の所まで行けた様だ。

A-10以外にはP-51(初見の機体で、オーナーの趣旨で今までどの航空ショーにも出展しなかったらしい)、T-28×3機、T-6、各種古典セスナ機、ウルトラライト機、L-39、古い民間小型機多数など合計100機程度が展示され、アクロ飛行の競技(入場者が気に入ったのを投票する)もあった。

面白い所では、農業地帯らしく農薬散布機 (Crop Dusterという) の超低空・低速農薬散布飛行〜撒くのは水〜のデモがあった。カントリーウェスタンのBGMが流れる中、長閑に飛ぶ様子は洒落ている。しかし、テロリストが農薬散布機を狙っていたらしいとので、時節柄ちょっと危ない....

こういう田舎の、長閑な(A-10に攻撃目標にされる以外は)ショーもいいものです。


(写真をクリックすると高画質・サイズの大きな画像が見られます)

A-10 sun reflection
A-10 diving
A-10 making roll
A-10 inverted
A-10 making turn
全て飛行場外のフェンス際からの撮影。
自分がA-10の攻撃目標になるとこういう風に見えます....
デモ飛行した機体は 355WG 357FS の A-10A (80-0246 / DM)

Grumman Agcat
Yuba近辺はカリフォルニア米の産地でもある。
私のお気に入りは「秋田こまち」で9Kgで$7位で売ってる。
安い理由の一つが飛行機を使った種、肥料、農薬の散布。
日本の様に苗床作って、水田に植えかえて、といった面倒な事はしない。
地味に見える空中散布の世界、とっても奥が深い。
農業飛行機の航空機博物館とか、
空中散布機の写真ライブラリー
空中散布機のフォトドキュメンタリーとかある。
機体はグラマン G-164 アグキャット (N5304)。
何を隠そう代々続くグラマンキャットシリーズの一員。
後方の山は平地に忽然とそびえ立つサッター・ビュート


ユバ航空ショー関連データとリンク
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例年の主な出し物
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大戦機デモ&地上展示、民間アクロ、軍用機デモ、農薬散布機デモ飛行
所在地 Yuba city (California州)
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近隣の見所 マックレラン航空博物館




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